金製剤・SH基剤・サルファ剤
免疫抑制薬とは違い、これらは免疫システムへ部分的に作用する薬です。金製剤は関節炎を悪化させる原因の一つである、白血球によるライソゾームという名の酵素の放出を抑制します。 次にSH基剤は血中のリウマトイド因子を分解して、炎症を抑える薬で、現在はブシラミンという種類がよく使われています。そして、サルファ剤は抗菌作用のある物質と抗炎作用のある物質を合わせて作った薬で、免疫細胞の活動を抑えて炎症物質の放出を少なくする効果があります。
生物学的製剤
生物から算出された物質をバイオテクノロジーによって薬にしたもので、特定の物質や細胞だけに強い効果を与えるように設計してあるので、関節リウマチの症状に対して非常に高い効果を発揮します。また、従来の薬では考えられなかった関節の再生などの効果もあるとされています。